炎症性粉瘤(ふんりゅう)とその治療について
粉瘤に細菌感染が加わり、赤く腫れて痛みがある状態を炎症性粉瘤と呼びます。
1. 治療方法
症状の程度に合わせて、以下の治療を行います。
• 軽度の場合: 抗生剤の内服や外用薬(塗り薬)で炎症を抑えます。
• 炎症がひどい場合(切開排膿): 内部に膿が溜まっている場合は、局所麻酔をした上で皮膚を数ミリ切開し、膿を外に出す処置を行います。これにより、痛みや腫れが速やかに改善されます。
その後、膿の原因細菌の特定およびそれに効果のある薬剤が何か検査します。
2. 処置後のアフターケア
切開排膿をした後は、ご自宅でのケアが重要です。
• 患部の洗浄: 翌日からシャワーで患部を優しく洗い流し、清潔を保ってください。
• 通院の継続: 傷口が塞がるまで、数回の経過観察が必要になる場合があります。
3. 落ち着いたら「根治手術」を
切開排膿はあくまで「膿を出して痛みを取る」ための応急処置であり、粉瘤の本体である「袋」は体内に残っています。
• 再発防止: 炎症が完全に治まった後(目安として1~3ヶ月後)に、袋を摘出する根治手術を受けることで、再発を防ぐことができます。
4. 放置するリスク
「自然に治るだろう」と放置すると、以下のようなリスクがあります。
• 炎症が周囲に広がり、切開の範囲が大きくなってしまう。
• 袋が皮膚の下で破裂し、手術が難しくなったり、跡が残りやすくなったりする。
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